2008年、我が家の花ちゃんが9匹の子猫を産みました。我が子のようにかわいがっている花ちゃんが産んだ子は、私にとって孫のようなもの。かいがいしく仔猫かわいくて、かわいくてたまりませんでした。
今まで、ドールハウスは「こんな部屋があったら・・・」という空想の部屋ばかりを作ってきたけど、花ちゃんと子猫たちが暮らした幸せいっぱいの空間を形にしたくて、実際に花ちゃんが子育てした部屋のドールハウスを作りました。
 

  

赤いラインが入ったかごは、子猫たちのお気に入り。かごの作り方など全く分からなかったけど、このかごをどうしても作りたくて、見よう見まねで作ってみました。最初は全然形にならなかったけど、作っているうちに、コツがつかめてきて、なんとかそれっぽいかごができました  

 
このイスも、実際に子猫たちが遊んだり、くつろいだりするのに使っていた子供用のいすを真似して作りました。
背中のあたりの飾り彫りの入った棒や足のラインは、ちまちまと彫刻刀で削り出しました。

背板の飾りの薔薇の花は、けっこう似た感じに作れた気がします。

 
巨大なキャットタワーは、私がうちの猫たちのために、のこぎりと電動ドライバーを片手に作ったものです。もともと自分が作ったものなので、作り方はばっちり分かるので、かごやイスと違い、軽やかにチャチャッと作れました。

 このドールハウスで一番のこだわりは、花ちゃんと9匹の仔猫たちのぬいぐるみです。仔猫たちのぬいぐるみは、4〜5センチと小さなサイズですが、全員ポーズが違います。それぞれ、猫らしく、そしてお母さんに甘えているような愛らしいポーズになるようにかなり考えて型紙を作りました。